ソースネクストにて「 Serif Affinity Designer(セリフ アフィニティ デザイナー)」が 52％オフの 4,980円（税込）で販売されています。
「Serif Affinity Designer(セリフ アフィニティ デザイナー)」 は端的に言えばサブスクリプション版の Adobe Illustrator に対抗した買い切り型のベクター画像編集ソフトです。
使用してみたところ、Illustrator と比較して機能的には特別劣ったところはなさそうに感じました。このソフトも、私が 100％ このソフトだけで生きていけないのは、Adobe After Effects や InDesign との連携が Illustrator に比べて良くない点です。
以前も告白したように思いますが、Adobe のサブスクリプションが金銭的にもつらいので、何とか支出を抑えようと、いろいろとソフトを試している最中です。
このソフト、使ってみた感じいい感じでした。いい感じに PDF 出力できます。操作性も欲、使いやすいように思います。
しかし、以下の点で私は、Illustrator をあきらめることができませんでした。
- Astute のプラグインが使えないこと
- Illustrator 形式で出力できないこと
使いやすいけれど、二点が私の現在の環境では致命的になります。Adobe Premiere や After Effects を使用することを前提にした場合、イラストレーター形式のファイルは変換せずに、そのまま編集・出力ソフトに放り込むことが多いです。
Illustrator のプラグインは使わない、ただのベクター編集ソフトとして使いたいという方は、本ソフトは安いと思います。DXF/DWG のインポートができて、SVG 出力もできますので、かなり強力なソフトです。
ただ、Adobe Illustrator にそのまま置き換えるソフトになるかと問われれば、まだ未熟という感じは否めません。私の場合は、Illustrator のサブスクリプションを止めて、本ソフトに乗り換えても問題ないかという点で考えてしまうので、評価がネガティブになってしまいます。
では、いい点を見ていきましょう。
Serif Affinity Designer はベクターとラスターの両方に対応している点は、画像に落書き・書き込みする際は、Illustrator より少しばかり使いやすいです。
Illustrator の場合は、逐次 Photoshop を立ち上げてラスター部分を編集して、再度 Illustrator に戻すという作業ですが、Serif Affinity Designer の場合は、少しぐらいのピクセル消去程度なら、本ソフトだけで完結します。たいていは、ちょっとしたゴミ取り程度しかしないので、この点は便利です。
また、ロゴ作成の過程で、スライスしたりする作業は素早く手を付けることができました。
しばらく、本ソフトは使い込んで、再度レビューすることになるかと思いますが、感じとしてはいいと思います。
ブログの画像や動画のサムネイル作成であれば、本ソフトの前に Affinity Photo 2 を使いこなした方が良いと思います。
一方で、画像編集より、その画像に吹き出しなどを書き込むチラシ作成なら、Affinity Designer 2 は重宝します。
独断と偏見ですが、多くの方は Affinity Designer 2 より、Affinity Photo 2 を優先的にチェックした方がよさそうです。
一方で、ベクター形式を操れるソフトは、さほど数がないので、手頃なフリーソフトでは満足できない方は、本ソフトを所有しておく意味はあると思います。
私の場合は、svg ファイルを作成するときに本ソフトを使ったりしていますが、eps ファイルの場合は Illustrator の呪縛からまだ抜けきれません。
本ソフトも、ベクターファイルは扱いたいが、Adobe に手を出す余裕はないという方、サブスクが嫌でたまらない方は、持っていて損はないと思います。Illustrator をお持ちの方は、わざわざ入手するほどでもないとは思います。
機能としては充実しているので、ベクター画像を操るツールを持っていない方は、ベクター画像をラスタライズするツールとしてもいいかもしれません。 5,000 円しない買い切り型は魅力的です。
＜ どんなソフト ＞
デザインの世界に新たな業界標準を打ち立てた、
受賞歴のあるベクターグラフィックスソフトウェアの最新版です。
イラストレーションやタイポグラフィなど、さまざまな機能を搭載しています。出典：ソースネクスト
安く旅すること、デジタルモノを安く手に入れること、そして安くても使いこなすことをモットーにブログを書いています。典型的なデフレ対応型なんだなと自覚しつつ、日夜物欲と対峙し断捨離を心がけるも、うまくいかない毎日であります。
