私個人としては、セキュリティソフトは Windows デフォルトの Windows Defender で済ませる、いや、それすらオフにするほど、知らぬところでメイン PC に負担をかけることが大嫌いです。病的に嫌いです。
特に(CADソフトなどの)レンダリング作業中に、セキュリティソフトに邪魔され、強制的に(あるいは自動で)再起動でもされようがモノなら、一生呪ってやるくらいに腹が立ちます。
ただ、昨今のデータ流出事件や、特にカード番号流出のようなケースは、自主防衛を強化するに越したことはありません。そのため、サブPCらラップトップ用の、お手軽なセキュリティソフトを物色しているところです。
現在、有名どころの比較対象としては「カスペルスキー セキュリティ」、「ノートン セキュリティ」、「ESETセキュリティソフト」、「ウイルスバスター」、「アバスト 」、「ZERO スーパーセキュリティ」そして「マカフィー リブセーフ」あたりです。
今回は、マカフィー リブセーフを試します。
マカフィー リブセーフ の最大のメリット
マカフィー リブセーフの最大のメリットは、1台買うと「台数無制限でインストールできる」格安さです。価格は3年版で9,980円、1年あたり3,327円です。
PC一台しか持っていない人、タブレットやスマホのどれか1台持ちの人には割高感があるとしても、3,327円ですので、保険料としては並々感(普通)ですね。
メリットを生かすには、3台以上のデバイスを使用している方にはお得感があります。
ですが、自分は1台持ちだけど、弟や妹、オヤジ、オフクロもスマホ使っているようなケースでは、誰かが一つマカフィー リブセーフのライセンスを購入すれば、家族全員使えます。10台のデバイス持ち(Windows、macOS、android、iOS など)なら、1年1台あたり333円ほどですので、コンビニ弁当分になります。
自分の5台のデバイス使用、オヤジと弟は2台持ちというようなケースであっても、家族レベルでは1ライセンスで大丈夫です。
これはすごいことで、家族の分まで1ライセンスで賄ってくれるのは、大変ありがたいライセンスです。
家族の分までインストールできるというの魅力というのは、まだまだアマチュアな感じて、私のような不届き者は、複数台のPCに仮想マシンを立てて、複数のOSを走らせ、それぞれにリブセーフをインストするというようなことを考えます。
もちろん、ライセンス料は1ライセンスで問題ありません。
他のセキュリティソフトではこういった対応はしていないので、利用できる方はメリットありまくり、大アリです。
マカフィー という会社は信用できるのか?
PCセキュリティ会社の中で、マカフィーは古参になります。デルのPCが日本進出当初に導入していたのも、マカフィーでした。ということは、デルと同じ国、米国IT企業ですね。
マカフィー製品は、世界中で5億台以上のデバイスで使用されている、そのユーザー数は1億5000万人超えなどとアピールされることからも、信用できる企業に違いありません。
しかし、ユーザーはこの手の実績そのものは参考程度にとどめておくのがいいと思います。過去、現在といくら実績があっても、自分の環境になじめないアプリなら電子ゴミです。そんなものに惑わされず、しっかり自分で判断しましょう。
一応、世界の銀行などの金融機関での採用も多く、日本国内でも、インターネットプロバイダー100社以上、モバイル通信事業者10社以上に採用実績があるので、信用はあります。採用されるためには、AV-Comparatives に代表される第三者機関による性能評価テストが優秀である必要があるので、製品としても性能は優れている部類です。
マカフィー リブセーフ をインストすると重くなるのか?
かつて DELL のデスクトップ(Pentiumの時代のこと)にマカフィーがバンドルされてきたときは、重い感じがあったのですが、ここ最近のマカフィーは体感できるほどに軽いです。
少なくとも、Windows Defender より体感で軽いので、間違いなく動作の軽いセキュリティソフトだと言えます。
自分の体感だけだと、説得力がないので、根拠を探しますと、
のようなデータが見つかりました。
米国での販売台数がある程度あるものに限ったデータなので、カスペルスキーなどのデータが一緒に載っかっていませんが、カスペルスキー は2.1(軽い)、ESET は3.5(軽い)です。Bitdefender はもしかして見慣れないかもしれませんが、日本では「ZERO スーパーセキュリティ」のことです。
ESET はかなり軽めのセキュリティソフトなので、これよりスコア的に評価されているマカフィーは、客観的にも軽いソフトと断言できますね。
完全版のデータはPerformance Test April 2020にありますので、気になる方はご参照ください。
一昔の重いマカフィーのイメージを持っている方は、一度試してみるといいと思います。
補足ですが、トレンドマイクロが重いという評価になっていますが、レベルを下げてもっと軽くできます。Windows Defender も最低レベルのセキュリティ感知にすると、もっと軽くなりますので、使い物にならないということはありません。
マカフィー リブセーフの正直なセキュリティ能力
後で、ウイルスの検出精度などにも言及しますが、ぶっちゃけ有名どころのセキュリティソフトは、対応までに多少時間(一日ほど)が前後するだけの対応の早さの差はありますが(これが意外と大きな問題ではありますが)、大差ありません。
ダークウェブなどで、ひたすらいかがわしさに邁進している方は、新種のセキュリティホール対応の素早さがキモになるとは思うのですが、一般ユーザーレベルで、高々ネットでちょっと恥ずかしいものを買う程度の人なら、軽く流して大丈夫です。
個人的には、リブセーフの精度が悪いと感じたことは一切ありませんので、普通に問題はないと思います。
しかし、常にネットにつなげて最新版への更新が行われることが大前提です。
マカフィー リブセーフを安く買う方法
マカフィー リブセーフは公式サイトで購入することを、マカフィーのスタッフは強く進めるわけですが、とりわけ安く入手するにはベクターが時々行うキャンペーンで購入するという方法が一つ目です。ただし、残念ながら「台数無制限版」はセールされることは稀(というか今のところ無し)です。
台数無制限版にアップグレード対応していれば、そちらを利用することで安く購入できることがあります。
販売場所 | 標準価格 | セール | |
---|---|---|---|
公式ストア | マカフィー リブセーフ(台数無制限版) | 9,980円 | △ |
ベクター | マカフィー リブセーフ(台数無制限版) | 16,785円 | 〇 |
次は、PCにリブセーフがプレイントールされている場合で、PCメーカーの特典クーポンなどが利用できる場合はそれを利用する方法があります。クーポン等を利用して購入できる場合でも、「台数無制限版」ではないことが多いので、注意してください。
この場合も、台数無制限版にアップグレード対応していれば、大幅割引になります。
ただ、数千円で3年分のライセンスがついてくるものは、台数無制限版ではないこと多いので(3~5ライセンス程度)、安く買えてもあまりお得感はないです。
ライセンスの目安ですが、マジのPC1台、スマホ1台使いの生活をしている人なら、台数無制限版のメリットはないのですが、古いPCやスマホを残したまま、新しく新調する場合などはそれだけで4台に膨れ上がります。
再インストールや、バックアップ用のデバイスのことまで考えると、台数無制限版の方が有利であることは明らかですね。
マカフィー公式サイトでリブセーフを買うメリットは?
ベクターが決算期などに特売するときは、公式サイトよりも安く買えますが、それに購入のタイミングがあわせられない時などは、公式サイトを利用するのも手です。
公式サイトでの購入する場合、価格的なメリットはあともう一声欲しいところですが、それ以外のメリットとしては「自動更新がデフォルトでオン」になっているところです。
正直、上級者にとってはメリットでも何でもないようなものですが、PC初心者にはメリットなのかもしれません。
あと、地味なメリットとしては、公式サイトゆえのサポートメールが届く程度です。
しかし、どうやらマカフィーとしては、公式サイトの販売を強化したいようなので、今後は公式サイトで購入する方が、メリットが大きくなる可能性があります。
(おそらく、様々なサービスが割り引かれるなどの特典が考えられます)
ちなみに、セール特売なしのベクターでの購入は、変に割高なのでわざわざ選ぶメリットはありません。
現在のところ、公式サイトが一番安く、11月までは割引価格になっていますので、興味ある方はチェックしてみてください。実際に軽快に動くかどうかは、まず「初月無料版ダウンロード」して事前に試すことを強くお勧めします。
セキュリティソフトはユーザーとの相性があるので、少しでも気に入らなかったらわざわざレジストする必要はありません。
どんなユーザーに愛されるソフトかの豆知識
動作が軽いリブセーフは、そのマカフィーが古参ということもあり、PCに昔から触れてきた40代以降の人には、抜群の信頼があるそうです。逆を言えば、10代、20代の若者層には浸透できていないのが、マカフィーですね。
安く旅すること、デジタルモノを安く手に入れること、そして安くても使いこなすことをモットーにブログを書いています。典型的なデフレ対応型なんだなと自覚しつつ、日夜物欲と対峙し断捨離を心がけるも、うまくいかない毎日であります。