NTT-X Storeにて、クアッドコアCPU AMD E2-7110 APU (1.80GHz/2MB) を搭載したエントリーモデルの「15.6インチフルHDノートPC W6S90PA-AAYR」が再入荷、34,980円で販売されています。三万円台前半は少し安すぎではと思うほど充実したノートですが、まずマイナス点というか注意点ですが、致命的ではないにせよ内蔵LANは(10/100MBps)でギガビットではない点。有線で使わない方が多いと思うので、無いよりマシということでご愛敬というところでしょうか。次に、メモリが4GB (4GB×1)という構成なのは少ない感じがしますが、本機のメモリスロットは2つあって、1つは空きですので、メモリ増設はできなくもありません。微妙な言い方になるのは、本機のメモリ増設のためには、DVDドライブを外し、足部分の隠しネジまで外して、裏カバー全体を取り外す必要があります。慣れている人には取るに足らない作業ですが、自分で行うとメーカー保証が受けられなくなるというデメリットがあります。
スペックを見ると、本機に搭載されている「AMD E2-7110 APU」は Athlon 5350 とほぼ同じ設計で、処理速度はデスクトップ用の Celeron G1820 と比べて少し遅い程度です(フルコアで動作した場合)。もう少し他のCPUと比べれば、フルコア動作で比較して2コアのインテル Core i3-2332M @ 2.20GHz とほぼ同じ処理速度という感じでしょうか。Core i3-2332M の最大TDPが35Wに対して、AMD E2-7110 の最大TDPは15Wと半分以下ですので、消費電力的には AMD E2-7110 の方が優れています。ストレージは500GB HDD、メモリは DDR3L PC3-12800 の 4GB、OS は Windows 10 Home、HDMI出力端子とUSB 3.0を搭載と、拡張性も過不足なしという感じです。液晶は15.6インチワイドのフルHDですが、非光沢パネルを採用していますのでオフィスソフトに代表されるビジネスソフトを使う際には、目が疲れなくていい感じにまとまっています。気になる重量は2.2kgと軽くはありませんが、電車通勤・通学で持ち歩くのは厳しい重さですが、室内・オフィスビル内をこまめに移動する程度であれば苦にならない重さだと思います。
HP らしい点としては、見る角度や光の加減によって見え方が変化するボディの質感、剛性のあるキーボードは、値段を考えてもよくできていると思います。文章作成ならこのくらいの大きさのノートの方が確実に使いやすいと言えます。価格的には大変魅力的ですので、上の注意点(有線LAN・メモリ増設)を踏まえた上で、ヘビーな使い方をしないユーザーにはオススメです。
安く旅すること、デジタルモノを安く手に入れること、そして安くても使いこなすことをモットーにブログを書いています。典型的なデフレ対応型なんだなと自覚しつつ、日夜物欲と対峙し断捨離を心がけるも、うまくいかない毎日であります。