前回の「2018年買って良かったもの私的ベスト」に続く、ソフトウェアの私的ベストです。例の通りジャンル分けしていないので、順位はつけていません。自腹購入したものに限っているので、提供を受けた商品は含めていません。購入できなかったものも含めていません。
5CorelCAD 2018
A
utoCADのライセンスを購入するほど余裕が無いので、操作勝手があまり変わらないCorelCADに数年前から乗り換えています。基本、2D主体で使うことが多いのですが、バージョンアップを重ねる度に3Dソリッド編集などの精度も上がり、3Dデザインにも高精度で行うことができるようになっています。CorelCADに特化した参考書があまりないのが欠点ですが、AutoCADのコマンドが使える方はすぐに慣れてしまいます。地味なところでは3Dマウス(3Dconnexion 入力デバイス)にも対応しているので、お持ちの方は図面やモデルの回転がシームレスに行えるので作業もはかどります。
私
の場合は、ネジや機械の修理部品の図面起こし、日曜大工で作る木工図面、レザークラフト図面などでしか使わないのですが、問題なく使いこなせています。アマゾンその他でも取り扱いがありますが、アカデミック版以外はソースネクストeSHOPが一番安く入手できます。初心者向けではなく、そこそこ専門的にも使える低価格CADを探している方は、時折行われるセールの時を狙ってみてください。
4VEGAS Pro 16
当
サイトのイチオシVEGAS Proですが、版元がSonyからMagixに変わっても継続して使っています。 Adobe Premiere の方がさらに細かくいろいろできる、FinalCutの使い勝手も捨てにくいとユーザーも多い中、Windowsユーザーならコレを買っておけば、動画編集にはまず困らないといえると思います。
最
近では、カメラとスマホのアプリの進化がすさまじいので、素人でなくて、ド素人でもプロ並みの動画を作れてしまいます。プロ用のソフトは、やはりどれだけ微調整できるか、細かい箇所にこだわって作業できるか、という点に対応していることが必要条件です。VEGAS Proはこの細かい点に対応する一方、使い勝手を犠牲にしていない点が気に入っています。例えば、GoProなどで撮り貯めた細切れの動画をつなぎ合わせて、タイトルと音楽を入れ、所々フィルターをかけるような作業はストレス無く、ファイルをただ配置していくだけで完成します。その中で、どうしてもタイトルのデザインが気に入らない等があれば、エフェクトの微調整、あるいは他のソフトで作成したタイトルをインポートなどして、仕上げれば良いという流れになります。この横着加減が自在な点が性分に合っているのか、未だに抜け出すことができません。
購
入する場合は、Vegas以外は全く使わないという場合を除けば、ソースネクストeSHOPで販売されているVEGAS 全部パックを購入するのが、やはり一番得な感じがします。複数ソフトのセットだと割引率が7割から9割に跳ね上がるので、多少のソフトがかぶっても損することはありません。
3Moho Pro 12
海
外でAnime Studioが話題になっていたころから気になっていました。いわゆるアニメを作りたいというより、少しでもプレゼンをわかりやすくしたい、画像を2枚並べて比較してもらうより、アニメ動画で経過を示した方が印象に残りやすいというので、試しに購入したのが数年前です。プロでも使える品質ですが、下手なアマチュアであっても簡単なイラスト入りの説明動画ぐらいなら10分程度で完成させられます。元になる画像が用意されているなら、それを元に動かすだけですのでもっと時間短縮ができます。バージョンアップが行われれば間違いなく購入する予定です。
2かんたん!AITalk3
文
字読み上げソフトで、かつてはスマホ留守番電話の対応メッセージなどに利用したこともありますが、現在は自分の作成した文章を読み上げて、誤字脱字チェック等にも使っています。簡単な説明ビデオのナレーションにも使えますが、バージョンアップを重ねるにつれ違和感はとれてきてはいるとはいえ、まだナレーターを人に頼んだ方が仕上がりは良くなります。
応
用範囲の広いソフトなので、人によっては必需品になっているのではと思います。私の場合は、お出かけ前に長文テキストを無編集で本ソフトに噛ませて、できあがった音声ファイルをDropboxに置いて外からスマホで聞くという使い方をしていますが、下手な外国人の話す日本語より、本ソフトの方が聞き取りやすいので実用性は高いという実感です。
商
用レベルの音声読み上げファイルを作るなら、読み上げ方にポーズなどを設定してやる必要があるのですが、慣れるまでは手間がかかります。ただし、本ソフトの読み上げ性能が元々高いので、ポーズ等無くてもそのままで、聞き取りには問題ないレベルです。朝の通勤、通学などで昇進試験や、資格試験の勉強などをしている方は、利用価値が高いので持っていて損は無いと思います。大手資格試験予備校は、当ソフトに読み込ませた法律条文をそのままmp3ファイルにして販売していたこともあります。
通常価格の場合はAmazonで購入する方が安いのですが、各種キャンペーンが行われているときはソースネクストeSHOPからの方が割安です。
1高画質素材 MIXA(マイザ)
著
作権フリー(著作権表示不要)の高画質素材集で、必要になれば購入しています。そこそこのカメラで自分で撮影するのもいいのですが、時間と旅の予算、必要レンズとスタッフを考えれば購入した方が遥かに安上がりです。のこ著作権フリーというのも、微妙なところで、原則は非売品の構成要素の一部として使用する場合は、やりたい放題使用してよいということになります。本データの実質上の再販売になるような使い方は、当然に違反行為になります。
気
になる画像の解像度は350dpi(長辺4,000px以上)で、プレゼン程度なら今でもおつりがくる解像度です。ポスター印刷当たりになると、Jpegゆえの少々不満も出始めるかなという感じでになりますが、通常は背景の一部に使用したりするだけなので実用上の問題はありません。ある程度の大きな会社のプレゼンなどで、よくあるフリー画像をそのまま使ってたりすると、聴衆、とくに顧客になり得る潜在的クライアントに不安を与えかねないということは知っておいて損はありません。
初
めて購入する方で、必要ジャンルが一定でない方は全素材パックを選んだ方が後々お得です。ただし、本当に欲しい画像が含まれているかはあらかじめサンプル画像で確認してから購入するのが無難です。個人的には、画像の一部分の利用しかしないので問題があったことはありません。全部素材パックの場合の一枚当たりの価格は約30円と、Shutterstock等の同解像度の写真と比べても格安なのもうれしいところ。
安く旅すること、デジタルモノを安く手に入れること、そして安くても使いこなすことをモットーにブログを書いています。典型的なデフレ対応型なんだなと自覚しつつ、日夜物欲と対峙し断捨離を心がけるも、うまくいかない毎日であります。