ソースネクストにて、Cartoon Animator 4が9,240円で販売されています。
(Cartoon Animatorの旧名はCrazyTalk Animatorです。)
Moho Proとよく似たソフトで、キャラクターアニメーションを作成するソフトです。余談ですが、Moho Proは、私は5年近く地味に使い続けているのですが、最近のバージョンアップから権利が Smith Micro から Lost Marble LLC に移行したみたいです。今後の格安バージョンアップがいささか不明なので、Cartoon Animator 4にも注目しておきます。
なお、Moho ProとCartoon Animator 4には互換性はありませんので、Moho Proでたくさん作品を作った人は、今後もMoho Proはキープということになるはずです。
今回は、どれくらい簡単にアニメが作れるのか、私の手持ち時間5分を使ってやってみます。何分、本格的なソフトみたいでおおよその作業を習得するまでには、数カ月近く(大げさでした、一ヶ月ぐらいかも)はかかりそうです。
5分でつくるおしゃべりアニメ
よくYouTuberが使っている、キャラクターに合成音を話させて動画にしているやつ、あの程度のものはどのくらいの手間でできるのか気になりました。
早速初体験のCartoon Animator 4でやってみます。
テンプレートからモデルキャラクターを選ぶ
ソフトを起動したら、「コンテンツマネージャ」の「アクター」、「Actror Template」をクリックして、「Samantha」を選択します。
次にシーンにドロップします。
キャラクターをアニメーション化する
「アニメーション」タブから「Face」、「Female...」をさきほどの「Samantha」の上にドラッグ&ドロップします。
レンダリングする
あとはレンダリングするだけなのですが、念の為カメラズームして、キャラクーがしっかりフレームに収まるように設定しておきます。
レンダリング・フォーマットはバラエティ豊富で、今回は gifシーケンスでやってみます。
で出来上がったアニメがこちらです。作成時間まで含めて5分以内で済みました。
YouTube などの動画用に作る場合は、後は「テキストの吹き出し」と合成音声を加える必要があります。おそらく小一時間はかかりそうな作業ですね。
最後にMoho Proと比較した雑感
Moho Proは現在も愛用しているのですが、Cartoon Animator 4の方がファイルの読み込みは遅いように感じます。厳密に同レベルのコンテンツで比較していないので、あくまでそう感じるというだけです。
書き出しファイル形式は、本ソフトの方が豊富ですので、VEGAS等でインポートして使う分には困ることがありません。両ソフトの現行の最新バージョンと比較した場合、Cartoon Animator 4の方が落ちにくいようにも感じます。あくまでも環境次第だと思いますが、どちらも実用上の問題はありません。
Cartoon Animator 4を一日ばかり使ってみた感じでは、最終的に出来上がるアニメの質(細かい動きやリアル感)はMoho Proの方が高いように感じました。ただ、これはプロアニメーターがMohoを使うケースが多いということも関係しているのかもしれません。Moho Proではイラストレーターのベクター形式の図が読み込めるのもメリットです。
一方でCartoon Animator 4のテンプレート適用の手軽感は、横着作業ユーザーには重宝します。ハイレベルなアニメ映画などを作らない限り、問題ないレベルです。
Cartoon Animator 4のメリットはドキュメント、チャートリアル関係が充実している点です。ただし、現在のところ英語版が多いので、英語が嫌な人には面倒かもしれませんね。チュートリアルの中身は作業だけですので、英語がわからなくても大きな支障はないと思います。
超簡単過ぎる操作方法の説明になってしまいましたが、使い込んでもう少し Moho Pro と比較してみたいと思います。書き出しファイル形式だけだと、こちらのほうが多彩でいいように感じます。
次回(以降)は、AfterEffect からインポートする機能があるらしく、試してみたいと思います。
安く旅すること、デジタルモノを安く手に入れること、そして安くても使いこなすことをモットーにブログを書いています。典型的なデフレ対応型なんだなと自覚しつつ、日夜物欲と対峙し断捨離を心がけるも、うまくいかない毎日であります。