ソースネクストにて、Moho Pro 13が2,990円で販売されています。Mohoの使い方がわかるガイドムービーとのセットだと4,090円です。
割引価格が2,990円と聞いて、定価から2,990円引きなんだろうなと思ってしまうのですが、ズバリ2,990円の72%割引になっています(標準価格は10,978円)。
ここまで安くしてしまうと、開発費とか心配になりますけれど、ソースネクストとしては代理店契約なので、これでも問題ないんでしょうね。
私自身Moho Pro 13は数年以上お世話になっていて、適当な線画をアニメーションしたり、プレゼンに味付けするのに重宝しています。最近私が凝り始めたクリスタなんかで、線画を仕上げて動かすようなことが簡単にできます。セットでオススメしますが、タブレットペンをお持ちでない方は、入手しておいたほうが作業がはかどります。ケチっても、XP-PENあたりを手に入れておきましょう。
Unityのゲーム開発にも対応している点もポイントで、FBXでエクスポートできます。
前バージョンと何が変わったか?
少し細かいことになるのですが、当サイト(粋別館)でも何度か紹介していることの重複になります。
- フレームごとに使えるビットマップツール
- フリーハンド描画ツール
- ブラシツールを使用したキャラクター作成
- カスタムブラシの作成
- 3Dオブジェクト 光源操作のサポート
- 3Dオブジェクト マテリアル・プロパティのサポート
- アクション・ウィンドウを使用して、アクションを網羅的に制御
Cartoon Animator4 とどう違うか?
類似ソフトにCartoon Animator4があります。当方は現在、両方を使っていますが、使用歴が長いMoho Pro 13方が快適に扱えることは当たり前としても、この価格ならMoho Pro 13の方をまず奨めます。
もともとのテンプレートだけ使って、さっさとアニメを作りたいならCartoon Animator4、自作の線画に動きを入れるアニメ作成スタイルならMoho Pro 13という感じでしょうか。
リアルなアニメや、映画的なアニメもMoho Pro 13の方が分かりやすい感じがします。
一方で、単純な動き、例えば飛行機に乗って空気ジャケットをふくらませるようなアニメなら、Cartoon Animator4のテンプレートを編集して作れば、完成までが速い感じです。
現在、価格面では、Cartoon Animator4は一万円以上、Moho Pro 13が三千円もしないとなると、今買うならという意味ではMoho Pro 13ですね。
私がCartoon Animator4もMoho Pro 13と同じ程度にまで使えるよう上達すれば、評価も変わるはずですが、現在Cartoon Animator4がぶっちぎりで使いやすいとまでは言えず、チュートリアルも古いバージョンのものはあまり参考にならないという、苦戦も強いられています(Cartoon Animator4)。
さいごに
Mohoの最新版は、実は13.5(販売価格は約400ドル)なのですが、現在のところソースネクストからは購入できないと思います。どうも販売元が変更になったようで、継続的に破格で取り扱えるかどうかは未定です。
たた、私個人の結論を申し上げると、いわゆるロストマーブル社(mohoの現版元)のバージョン13.5(Mohoの最新版)は、本バージョンより機能が削られまくって、使いたくないです。私程度の腕でわかる進化している点は、少々レンダリング速度が改善されたことで、不便になった点としては読み込みと書き込み対応ファイル形式が減らされてしまっている点です。他のソフトと連携して、作品作りを素早く仕上げたい方は要注意です。例えば、3Dではobjファイルが直接読み込めず、動画書き出しではAVI出力ができません。つまり、透過アニメーションを書き出して他のソフトで使うには苦労することになります。また、日本語パスで不具合続出など、最新版が問題なく使えるとまでは完成していない印象を受けます。不満がないなら、バージョン12から13までの、自分の環境に安定するものを使い倒すのがいいと思います。
ということで、最新のバージョン13.5は、特にオススメしないので、現状では、ソースネクストが廉価販売しているMoho Pro 13を手に入れておくほうが利口です。
Moho Pro 13をチェック
安く旅すること、デジタルモノを安く手に入れること、そして安くても使いこなすことをモットーにブログを書いています。典型的なデフレ対応型なんだなと自覚しつつ、日夜物欲と対峙し断捨離を心がけるも、うまくいかない毎日であります。