前モデルを紛失後、再購入するのをためらっていたのですが、CASIO PRO TREK から新型のスマートウォッチが発売されたので辛抱せずに購入しました。カラーは現在3色展開されていて、最近の愛機 Sony α7iii のカラーに揃えてオレンジを選びました。間違って購入しないように念のため注意書ですが、脈拍センサーは搭載されていません。トレーニング管理の目的としては、本機はミスマッチになります。
3. バッテリーの持ち具合
GPSオン、カラー表示オン、Bluetooth Wi-Fiオンにするとほぼ1日半しか持ちません。この持ち具合だと、よく比較されるApple ウォッチと比べても悪いようにも思えますが、これはGPSをオンにしているからで、オフにすればはるかによくなります。個人的にはGPSウォッチマニアだった時期がありますので、通常のGPS付き時計タイプは6時間以上動作すれば及第点です。携帯電話の基地局からの電波を探すより、天空のGPS衛生の電波を同時に4つ捕まえる方がバッテリーにとっては酷です。厳密には消費電力はGPS電波がらみのチップ次第なのですが、消費電力の低いモノは電波を捕まえるのが遅くてストレスが溜まります。それを踏まえれば、GPSオンで1日半も持つってスゴイと思うわけです。この1日半は、Wi-Fi機能もオンにした場合です。Wi-Fiをオフにして、GPSをオンにした状態だと3日も持ってしまうので、実用上は問題ないはずです。
かつてのGPSウォッチ(2012年の GlobalSat 社のものなど)はカブトガニ程のサイズで、ただの位置情報を記録するだけで、マップ機能なども無く、最大稼働時間は15時間ほどでした。それでも当時は省エネモデルともてはやされていたわけです。
話を大きく逸らしてしまいましたが、GPS機能、Wi-Fi機能を切れば先ほどの述べたとおり、最大で1ヶ月は持ちます(これは自分ではテストしていません)。そのような使い方をすることはまれかと思いますが、万が一、山で遭難した時のために、自分の時計のスペックをどこか頭の片隅に置いておくと、どのように機器を活用すればよいかの目安になります。電池持ちが悪いという評価は言いがかりだと思います。
WSD-F30 のバッテリー駆動時間
機能 | on/off | on/off | on/off |
---|---|---|---|
モード | 通常使用 | エクステンドモード | マルチタイムピースモード |
モノクロ表示 | ☑ | ☑ | ☑ |
カラー表示 | ☑ | ☑ | ☐ |
GPS機能 | ☑ | ☑ | ☐ |
Bluetooth® | ☑ | ☐ | ☐ |
Wi-Fi | ☑ | ☐ | ☐ |
持続時間 | 1.5日(36時間) | 3日(72時間) | 30日(720時間) |
Wi-Fiをオンにした場合は、消費電力そのものはWi-Fiでのデータ転送量するかにもよるので、表のスペック通りに電池が持つというわけではありません。